2012-12-21
東京都知事選の結果に思ったこと
奈良の弁護士なのに,なぜ都知事選の話題?,と思われるかもしれません。
実は,今回の都知事選には宇都宮健児前日本弁護士連合会会長が立候補していたのです。宇都宮前会長といえば,会長に就任される前から,弁護士の中では知らない者はモグリといえるくらいメジャーな弁護士でした。しかし,都知事選では,石原慎太郎氏の後継者である猪瀬直樹氏に4倍以上の得票差で落選されました(猪瀬氏433万票 宇都宮氏96万票)。
この選挙結果を受けて,一般の方は日弁連の会長といえども名前すら知らないんだろうな,と気づきました。確かに,現職の会長や歴代の会長の名前を一人でも言える方のほうが少数だと思います。
歴代会長で有名なのは中坊公平元日弁連会長だけかな,と思います。この中坊元会長も会長として有名だったのではなく,金融機関の不良債権の,整理回収機構の社長として有名だった気がします。
そうすると,一般の方からは無名の弁護士が100万票近く獲得したのは,むしろ善戦だったのかなあ,と思いました。
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